ファクタリングのTRY(トライ)は、株式会社SKOが運営する請求書買取サービスです。現行サイトの主要ページ(トップ・ご利用案内・よくあるご質問)では、手数料1.2%〜、2社間・3社間の両方に対応、クラウドサインとZoomによるオンライン契約、10万円〜1億円と案内されています。
ただし、調べたところ同じ公式ドメイン(factoring-try-sko.co.jp)の中に、別条件のキャンペーンLPが複数あります。そちらは「手数料3%〜」「2社間」「最短1日」「償還請求権なし(ノンリコース)」です。さらに旧ドメイン(sko-tokyo.com)も生きていて、そこは「5%~」です。どれも申込の窓口があります。このページでは、2026年9月23日に確認した3層の記載を並べたうえで、前回確認時から変わった点をまとめています。
運営会社
- 会社名:株式会社SKO(ファクタリングのTRY)
- 代表:廣澤 悠哉
- 所在地:〒110-0015 東京都台東区東上野2-21-1-4F ケーワイビル
- 設立:2018年2月5日
- 資本金:1,000万円
- 取引銀行:三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行
- 事業内容:ファクタリング事業・営業コンサルティング事業
- 電話番号:03-5826-8680/FAX 03-5826-8681
- 営業時間:9:00〜18:00 定休日:土曜日・日曜日・祝日
国税庁の法人番号公表サイトで確認すると、法人番号 7010501042161、2018年2月14日に法人番号が指定され、所在地は公式サイトの記載と一致します。登記記録の閉鎖等の事由は確認できません。
受付時間の表記は公式サイト内で分かれています。全ページの上部と下部に「0800-800-5541 365日24時間受付中!」とある一方、企業情報のページは「営業時間 9:00〜18:00/定休日 土曜日・日曜日・祝日」です。深夜や土日に連絡する場合は、どちらの窓口が動くのかを先に確認してください。
手数料
公式サイトの表記は「最低手数料 1.2%〜」で、内訳は2社間が3%〜、3社間が1.2%〜と説明されています。FAQにも同じ数字があり、「お客様の状況や売掛先の信用力によって変動します」と添えられています。他社から乗り換える場合は「手数料の3%割引サービス」があるとの記載です。
公式サイトの簡単シミュレーションは、2社間/3社間と、売掛先が上場企業か非上場企業かの4通りで買取額を表示します。表示される買取額を額面で割ると、次の割合になります。
| 組み合わせ | 額面に対する買取額 | 手数料に直すと |
|---|---|---|
| 2社間・売掛先が上場企業 | 97.0% | 3.0% |
| 2社間・売掛先が非上場企業 | 96.0% | 4.0% |
| 3社間・売掛先が上場企業 | 98.8% | 1.2% |
| 3社間・売掛先が非上場企業 | 97.0% | 3.0% |
シミュレーションには「あくまで参考の価格です。実際の買取金額と異なる場合がございます」「手数料は支払いサイトごとにご提示いたします」と注記があります。手数料の範囲として公表された数字ではなく、表示額から計算した割合です。なお、2社間・非上場で「〜1億円」を選んだときだけ買取額が「–」と表示され、金額が出ません。
「最短2時間」が指しているもの
トップページの一番上には「ご入金まで 最短2時間」とあります。一方、同じページの下の説明は「オンラインで契約で最短2時間」、ご利用案内も「当日最短2時間でスピーディーに契約ができる」で、契約までの時間として書かれています。詳細な「ご利用までの流れ」も「申し込みから最短で2時間で契約が可能」とあり、そのあとにStep04の入金が続きます。FAQは「ご契約手続きが済み次第の入金となります。最短即日も可能です」です。
2時間で入金まで終わるのか、2時間で契約が終わってそのあと入金なのかは、ページによって読み方が変わります。入金の期限が決まっているなら、そこを先に確認してください。
買取額・対象・審査
FAQに書かれている条件です。
- 最低利用金額:10万円
- 最高利用金額:1億円まで(「それ以上でもご相談は可能です」)
- 個人事業主:「はい、問題ありません」
- 業種:「問題ありません」。トップページにも「業種制限なし」と記載
- 買取できない債権:不良債権
- 税金の滞納:「はい、問題なく利用できます」
- 信用情報機関への照会:「トライでは行っておりません」
- 来社:「契約手続きはオンラインで完結できますが、ご希望であれば弊社までお越しいただいても構いません」
トップページには「審査通過率 97%」とありますが、算出期間や母数の記載はありません。
簡単シミュレーションの入力案内は「50万円~1億円からお選びください」となっていて、FAQの「最低利用金額は10万円」と下限がそろっていません。10万円台で申し込む場合は、電話かフォームで直接確認したほうが確実です。
契約の流れと必要書類
公式サイトの「ご利用までの流れ」は4段階です。
- お申込み(メール・LINE・電話、またはサイトのフォーム)
- 必要書類の送付(クラウドサインで請求書・通帳写し・身分証明を送付)と審査
- オンライン面談(Zoom)でクラウド契約
- 指定口座へ入金
「遠方の方でも、申し込みから最短で2時間で契約が可能」「インターネット環境をご準備できない方は、来社・もしくは訪社でのご契約も可能です」と書かれています。
FAQの必要書類はもう少し細かく、審査時が「請求書、発注が確認できる発注書か契約書/売掛先様の住所、連絡先/3か月分の銀行通帳」、契約時が「決算書、確定申告書、印鑑証明、謄本など」です。流れのページに出てくる3点(請求書・通帳写し・身分証明)とは粒度が違うので、実際に何を求められるかは申込時に確認してください。
債権譲渡登記
トップページに「債権譲渡登記なしで契約可能」とあります。債権譲渡登記の解説ページにも「ファクタリングのトライなど、債権譲渡登記行わずに契約まで可能なファクタリング会社もあります」と書かれています。必須ではない、という書き方で、審査によって求められる場合があるかどうかの記載はありません。
償還請求権は、主要ページとキャンペーンLPで記載が分かれる
現行サイトのトップ・よくあるご質問・ご利用案内・事例集といった主要ページには、償還請求権やノンリコースという言葉が見当たりませんでした(2026年9月23日確認)。
一方、同じ公式ドメイン内のキャンペーンLP群には「償還請求権なし(ノンリコース)」という見出しがあり、「売掛先(取引先)の企業が倒産した場合、返済を求める(会社)も存在しますが、TRYは返済が発生することはありません」と説明されています。別の作りの/lp-ac/にも、比較表の償還請求権の欄に「返済義務の発生なし」とあります。旧ドメインのsko-tokyo.comにも、画像の中に同じ表記が残っています。
つまり「書いていない」のではなく、主要ページには載っておらず、同ドメイン内のキャンペーンLP群と旧ドメインに残っている状態です。いま結ぶ契約にこの条件が当てはまるかどうかは、主要ページからは判断できません。売掛先が倒産して回収できなくなったときに買い戻しを求められるかどうかは、契約書で確認してください。
条件の記載が3層に分かれている
同社のページは、現行サイトの主要ページ・同じドメイン内のキャンペーンLP群・旧ドメインの3層に分かれていて、それぞれ書いてある条件が違います。どれも今アクセスでき、申込の窓口があります。
表は横にスクロールできます。
| 項目 | 現行サイトの主要ページ factoring-try-sko.co.jp |
同ドメイン内のキャンペーンLP群 /lp/ ほか |
旧ドメイン sko-tokyo.com |
|---|---|---|---|
| 手数料 | 1.2%〜(2社間3%〜/3社間1.2%〜) | 「業界最低水準の手数料 3%~」。/lp-ac/ は同じページ内に「3%~」「3〜10%」「5%~」の3通り | 「業界最低水準の手数料(5%~)」 |
| 契約方式 | 2社間・3社間 | 「安心の2社間ファクタリング」(3社間の記載なし) | 2社間(3社間の記載なし) |
| 契約方法 | クラウドサイン+Zoom。来社・訪社も可 | 記載なし(/lp-ac/ は「ご来店不要のオンライン契約も可能」) | 記載なし(3ステップの図) |
| 入金まで | 最短2時間(契約まで、の意味で書かれた箇所あり) | 「最短1日」 | 「最短1日」 |
| 償還請求権 | 記載なし | 「償還請求権なし(ノンリコース)」//lp-ac/ は「返済義務の発生なし」 | 「償還請求権なし(ノンリコース)」 |
| 電話 | 0800-800-5541/03-5826-8680 | /lp/ は0800-800-5541、/lp-lg1/ は0800-333-9919 | 0800-800-5541/03-5826-8680 |
| 申込 | フォーム・LINE・電話 | フォーム(/cgi-bin/mailer.cgi) | フォーム |
キャンペーンLP群として確認できたのは /lp/、/lp-lg1/、/lp-ac/、/sms9/、/a-7/ です。ほかにもある可能性があります。いずれもサイトマップにもトップページのメニューにも載っていません。ページごとに手数料の表記やフリーダイヤルの番号が違うので、広告やSMSのリンクから入った場合は、そこに書かれた条件が適用されるのかを電話口で確認したほうがよいでしょう。
掲載されている「お知らせ」は2023年5月18日が最後で、「新型コロナウィルスによる資金繰り悪化の早期改善特別キャンペーン中です」という2020年当時の文面も並んだままです。
旧ドメインのsko-tokyo.comも問い合わせフォームが動いています。こちらから「www.sko2018.com」へのリンクがありますが、このドメインは名前解決ができず、開けませんでした。
なお、手数料について「10%から30%程度」「おおむね10%から25%程度」と書かれた箇所が現行サイトにありますが、これはファクタリング一般の相場の説明で、同社の手数料ではありません。
実績として出ている数字
いずれも同社の公表値です。
- 相談件数 76,800件、買取額 528億円(創業から)
- 2025年の年間相談実績 10,525件、買取金額 92億6,450万円
- 審査通過率 97%(算出期間・母数の記載なし)
公式サイトのお知らせは2026年3月21日のコラムが最新でした。
前回確認時から変わった点
前回確認:2024年の当サイト旧記事(確認日の記載なし)/今回確認:2026年9月23日
掲載しているのは、申し込むかどうかの判断に影響する差分だけです。
- 手数料:2024年記事の「5%~」は旧ドメインの数字です。現行サイトの主要ページは「2社間3%〜/3社間1.2%〜」、同ドメイン内のキャンペーンLP群は「3%~」(/lp-ac/ には「5%~」も併存)
- 契約方式:2024年記事は「2社間に特化」でしたが、現行サイトは2社間・3社間の両方に対応と明記しています
- 契約方法:2024年記事は「契約は対面(来店または出張)」「WEB完結 ✕」でしたが、現在はクラウドサインとZoomによるオンライン契約が標準で、来社・訪社は選択肢です
- 買取可能額:2024年記事の「10万円〜5,000万円」は、下限は同じで上限が1億円までに変わっています
- 入金までの速さ:現行サイトの主要ページは「最短2時間」。キャンペーンLP群と旧ドメインは「最短1日」です
- 償還請求権:2024年記事の「なし(ノンリコース)」は、現行サイトの主要ページでは確認できません。同じドメイン内のキャンペーンLP群と旧ドメインには今も記載があります
- 乗り換えの手数料3%割引が現行サイトに記載されています
向いている人・向かない人
向いているのは、売掛先の承諾を取れて3社間を選べる会社(表示上いちばん低い1.2%はこの組み合わせです)、来社せずクラウドサインとZoomで進めたい人、10万円程度の少額から相談したい個人事業主、他社を利用中で手数料を下げたい人です。
向かないのは、売掛先に知られずに(2社間で)進めたくて、かつ手数料を最優先したい人です。2社間の表示は3%〜で、シミュレーションでも売掛先が非上場なら4.0%になります。申込前に条件を1つに確定させたい人にも向きません(ページによって記載が異なります)。
申し込む前に確認すること
- 公式サイトで最新の条件を見る(このページの内容は2026年9月23日時点)
- 見積書で手数料の額と振込額、手数料以外の費用の有無を確認する
- 償還請求権の有無(売掛先が倒産したときに買い戻しを求められるか)を契約書で確認する
- 債権譲渡登記を行わない条件で契約できるのかを、見積もりの段階で確認する
- 2社間か3社間かを決めてから相談する(3社間は売掛先の承諾が前提です)
- 深夜・土日に連絡する場合は、どの窓口が受け付けるのかを確認する
- どのページを見て申し込んだのか(主要ページかキャンペーンLPか)と、その条件が適用されるのかを確認する
- 1社だけで決めず、同じ請求書で2〜3社に見積もりを出して比べる