ファクタープラン(FactorPlan)は、株式会社ワイズコーポレーションが運営する請求書買取サービスです。2024年当時の当サイトでは「ファクターズ」という名称で紹介していました。
調べたところ、同じ公式ドメイン(factorplan.net)の中に申込ページが複数あり、対象・買取額・手数料・入金までの速さがそれぞれ違う内容で書かれています。どの入口から申し込むかで前提が変わるため、このページでは確認できた記載をそのまま並べています(2026年9月23日時点)。
運営会社
- 会社名:株式会社ワイズコーポレーション(Y’s Corporation Inc.)
- 代表取締役:馬込 喜弘
- 設立:2017年3月
- 所在地:東京都豊島区池袋2-50-9 第三共立ビル3F
- 連絡先:TEL 03-5924-6900/FAX 03-5924-6901/フリーダイヤル 0120-690-070(電話受付 平日9:00〜19:00、LINE・メールの見積もりは24時間受付)
- 事業内容:中規模・小規模事業者への各種ファクタリングサービスの提供
国税庁の法人番号公表サイトで確認すると、法人番号 9013301040192、2017年3月7日に法人番号が指定され、2026年3月26日に本店を「豊島区池袋2-53-12」から「豊島区池袋2-50-9」へ移転しています。現行のメインサイトの会社概要は移転後の住所で、登記と一致します。登記記録の閉鎖等の事由は確認できません。
入口によって条件の記載が違う
公式ドメイン内で確認できた申込ページの記載です。
表は横にスクロールできます。
| ページ | 対象 | 買取額 | 手数料 | 入金まで |
|---|---|---|---|---|
| メインサイト factorplan.net |
法人限定 | 診断で50万円以上。解説ページに最大5,000万円 | 記載なし(計算例のみ) | 最短即日 |
| 法人限定LP /ac18_ax13/ |
法人。売掛先も法人のみ | 300万円〜上限なし | 1.8〜8% | 最短1時間 |
| 法人様専用LP /ml6/ |
法人 | 10万円〜上限なし | 1%〜 | 最短20分 |
| 個人事業主様専用LP /ml5/ |
個人事業主・フリーランス | 最低10万円から | 1%〜 | 最短20分 |
| 乗り換え向けLP /ac4/ |
法人。個人事業主も申込可だが、買取できる債権は法人のみ | 記載なし(掛目70%〜90%) | 3%〜 | 最短4時間 |
| 旧LP /factors/ |
記載なし | 30万円〜3,000万円 | 3%〜 | 最短4時間 |
手数料に「※その他費用なし」と添えているのは、法人様専用LP・個人事業主様専用LP・乗り換え向けLPの3ページです。メインサイトは手数料の幅を書かず、2社間・500万円・手数料5%という計算例だけを載せています。法人限定LPの見積は最短30分、旧LPは「午前中のお申し込みで最短15時までに現金受取」とされています。
同じ会社の同じドメインですが、買取額は「50万円以上」「300万円〜」「10万円から」「30万円〜3,000万円」、手数料は「1%〜」「1.8〜8%」「3%〜」と、ページごとに違う書き方になっています。どれが現在の条件かは公式サイトからは判断できません。申し込むときは、見ているページの条件が適用されるのかを確認してください。
連絡先も分かれています。メインサイト・法人限定LP・乗り換え向けLP・旧LPは0120-690-070、法人様専用LPと個人事業主様専用LPは0120-481-005です。所在地の表記は、メインサイト・法人様専用LP・個人事業主様専用LPが登記と同じ「池袋2-50-9 第三共立ビル3F」で、乗り換え向けLP(/ac4/)と旧LP(/factors/)は移転前の「池袋2-53-12 ノーブル池袋3F」のままです。
なお、法人様専用LPには「6月手数料割引キャンペーン中」、個人事業主様専用LPには「1月手数料割引キャンペーン中」という表記が同時に出ています。どちらのキャンペーンが現在も有効かは、公式サイトからは分かりません。
対象の表示は、同じ1ページの中でも揃っていません。「法人様専用」とうたう/ml6/のスピード査定には、事業スタイルとして「法人/個人事業主」の選択肢があります。「個人事業主様専用」の/ml5/も、同じ選択肢を出しています。どちらの窓口が自分に当てはまるのかは、申し込む前に電話で確認してください。
メインサイトに書かれている条件
これらの中では、現行のメインサイトのFAQに書かれている内容が最もまとまっています。
- 対象:法人限定。診断の1問目が「法人ですか?(法人のみお申込可能)」
- 買取対象:納品や役務提供が完了している請求書。未完工のもの、前受金、個人向けの売掛金は「お取り扱いできない場合が多い」。建設・運送・IT・医療・介護・製造などでの利用
- 担保・保証人:不要。「与信は主に売掛先の信用力を確認」
- 契約方式:2者間・3者間の両方。2者間は売掛先への通知を行わない/3者間は通知・同意が前提で、手続きに数日〜1週間程度かかることがある
- 速さ:最短で即日入金が見込める
- 必要書類(審査時):通帳の写し(過去3か月分)、売掛先との契約書・請求書・発注書等
- 必要書類(契約時):会社謄本、法人の印鑑証明書、代表者個人の住民票、代表者の顔写真付き身分証明書
- 赤字決算、税金・社会保険料の滞納があっても申込可
- 契約:クラウドサイン(CloudSign)で電子締結。印紙税0円・来社不要。面談はZoomで所要15〜30分
- 他社からの乗り換え相談に対応
償還請求権については、ページによって書き方が違います。法人限定LP(/ac18_ax13/)には「原則として『償還請求権なし(ノンリコース)』の契約となります。そのため、万が一売掛先が倒産して代金が回収できなくなった場合でも、お客様が弊社へ返金(弁済)する必要はございません」と明記され、乗り換え向けLP(/ac4/)にも「償還請求権のないファクタリング」「取引先の倒産などで売掛金の回収ができなくなった場合も弁済義務はございません」とあります。一方、メインサイトのFAQは「取引先の未払い・遅延が発生したときの扱い(買戻し・償還請求の有無)」を契約前に確認するよう促す書き方です。実際に結ぶ契約でどうなるかは、契約書で確認してください。
債権譲渡登記も同じです。乗り換え向けLP(/ac4/)は「債権譲渡登記は原則不要」と見出しで掲げ、「原則債権譲渡登記不要でのファクタリングが可能です」と書いています。メインサイトのFAQには要否の記載がなく、代わりに「手数料以外の諸費用(登記費用など)」を契約前に確認するよう案内しています。登記なしを前提に探している場合は、どのページの条件で契約するのかを先に決めてください。
公式サイトが自分で挙げている確認事項
メインサイトのFAQに「利用のリスクや注意点は?」という項目があり、次を契約前に確認するよう書かれています。
- 取引先の未払い・遅延が発生したときの扱い(買戻し・償還請求の有無)
- 二重譲渡の禁止
- 返品・値引き時の精算
- 手数料以外の諸費用(登記費用など)
- 契約条項(将来債権の包括譲渡 等)
当サイトが他の会社のページでも案内している確認事項とほぼ同じ内容を、運営会社自身が書いています。申し込む前に、この項目をそのまま質問に使えます。
個人事業主はどこを見ればよいか
メインサイトは法人限定で、「個人事業主やフリーランスは法人ではありません」と説明まで付けています。一方、同じドメインには「個人事業主様専用のファクタリングサービス」というLP(/ml5/)があり、「売掛金があれば利用できます」「最低10万円からの買取」「買取手数料1%〜」「最短20分振込」と案内されています。電話番号もメインとは別(0120-481-005)です。なお、ほぼ同じ作りで文言だけを法人向けに差し替えた「法人様専用」のLP(/ml6/)もあり、こちらも最低10万円から・手数料1%〜・最短20分という条件です。
ただし、この2つのLPはどちらも「審査通過率:96%(2021年7月現在)」という古い時点の数字を載せたままで、キャンペーンの月表記も食い違っています。専用LPの条件で申し込むつもりなら、その条件が現在も有効かどうかを電話で確認してください。
実績として出ている数字
ページによって異なる数字が出ています。いずれも同社の公表値で、算出期間や母数は公式サイトに記載がありません。
- メインサイト:10,000件以上のサポート経験
- 法人限定LP:利用累計15,000社突破、お客様アンケート97.8点
- 法人様専用LP・個人事業主様専用LP:累計買取実績50億円、リピート率91.3%、審査通過率93.4%、資金繰り改善率92.8%、審査通過率96%(2021年7月現在)
- 乗り換え向けLP:審査通過率96%(2021年7月現在)
- 旧LP:リピート率91.3%、審査通過率93.4%、資金繰り改善率92.8%
旧LP(/factors/)に載っている買取率の例
旧LPには、額面と買取査定額の例が5件載っています。買取率から差額を計算すると次のようになります。
表は横にスクロールできます。
| 業種 | 請求書の額面 | 買取査定額 | 買取率(公式表記) | 額面との差額 |
|---|---|---|---|---|
| 建設業 | 300万円 | 280万円 | 93.3% | 20万円(約6.7%) |
| 運送業 | 250万円 | 230万円 | 92.0% | 20万円(8.0%) |
| 情報通信業 | 70万円 | 60万円 | 85.7% | 10万円(約14.3%) |
| 人材派遣業 | 1,200万円 | 1,100万円 | 91.6% | 100万円(約8.3%) |
| 医療介護業 | 1,450万円 | 1,360万円 | 93.7% | 90万円(約6.2%) |
差額を額面で割ると約6.2〜14.3%で、額面が小さい例ほど割合が大きくなっています。同社が紹介している例であり、手数料の範囲として公表された数字ではありません。
前回確認時から変わった点
前回確認:2024年の当サイト旧記事(確認日の記載なし)/今回確認:2026年9月23日
掲載しているのは、申し込むかどうかの判断に影響する差分だけです。
- サービスの主体が「ファクターズ」から「ファクタープラン(FactorPlan)」に変わり、メインサイトが新しくなっています(旧LPの /factors/ も残っています)
- メインサイトは法人限定と明記。2024年の記事では個人事業主も可としていましたが、現在は個人事業主専用のLP(/ml5/)が別に用意される形になっています
- 買取額:2024年記事の「30万円〜3,000万円」は旧LPの数字です。メインサイトは「50万円以上」、解説ページに「最大5,000万円」、法人限定LPは「300万円〜上限なし」
- 2社間・3社間の別、必要書類、契約方法(クラウドサイン・Zoom面談)が、現行メインサイトのFAQで確認できるようになりました
- 登記上の本店が2026年3月26日に移転しました。メインサイト・法人様専用LP・個人事業主様専用LPは新住所ですが、乗り換え向けLP(/ac4/)と旧LP(/factors/)は移転前の住所のままです
向いている人・向かない人
向いているのは、法人で、来社せずにクラウドサインとZoomで進めたい会社、3者間も選択肢に入れたい会社、他社から乗り換えて条件を見直したい会社です。必要書類と確認事項が公式サイトに具体的に書かれている点も、事前に準備しやすい材料になります。
向かないのは、申込前に手数料や買取額の条件を一つに確定させたい人(ページごとに記載が異なります)、売掛先が個人・個人事業主の人(法人限定LPと乗り換え向けLPで対象外と明記)です。
申し込む前に確認すること
- どの申込ページ(メインサイト/法人限定LP/法人様専用LP/個人事業主様専用LP/乗り換え向けLP/旧LP)の条件で申し込むことになるのかを確認する
- 見積書で手数料の額と振込額、手数料以外の費用(登記費用など)の有無と負担者を確認する
- 公式サイトのFAQが挙げている5項目(買戻し・償還請求の有無、二重譲渡の禁止、返品・値引き時の精算、手数料以外の諸費用、将来債権の包括譲渡などの契約条項)をそのまま質問する
- 2者間か3者間かを決めてから相談する(3者間は数日〜1週間かかる場合があると記載されています)
- 専用LP(/ml5/・/ml6/)から申し込む場合、そこに書かれた条件とキャンペーンが現在も有効かを電話で確認する
- 債権譲渡登記を行わない条件で契約できるのかを、見積もりの段階で確認する(原則不要と書いているのは/ac4/のみです)
- 1社だけで決めず、同じ請求書で2〜3社に見積もりを出して比べる