チョウタツ王は、売掛金の買取条件を複数のファクタリング会社にまとめて見積もってもらう一括査定サービスです。運営しているのは株式会社JCで、事業内容は「メディア運営事業」。チョウタツ王自身が請求書を買い取るわけではありません。申し込むと、内容が複数のファクタリング会社に渡り、各社から連絡が来る仕組みです。
このページでは、2026年9月に公式サイトで確認した内容をもとに、仕組み・載っている条件・入力する項目・申し込む前に知っておくことと、前回確認時から変わった点をまとめています。
運営会社
- 会社名:株式会社JC
- 代表者名:福田 善仁
- 所在地:〒174-0076 東京都板橋区上板橋3-16-5
- 連絡先:TEL 03-5944-8384
- 事業内容:メディア運営事業
- 相談窓口:受付時間 平日10:00〜18:00(プライバシーポリシーの記載)
国税庁の法人番号公表サイトで確認すると、法人番号 8011401021246、2018年8月17日に法人番号が指定され、所在地は公式サイトの記載と一致します。最終更新は2020年5月15日で、登記記録の閉鎖等の事由は確認できません。
同社は「FACTY(ファクティ)」というファクタリング会社の紹介サイトも運営しており、チョウタツ王の各ページから姉妹サイトとしてリンクされています。
自分では買い取らない、という点
ここが他の会社のページと違うところです。チョウタツ王は査定を取りまとめるサービスで、実際に請求書を買い取って入金するのは、査定に参加したファクタリング会社です。そのため、手数料・買取額・入金までの速さ・契約方式・必要書類は、最終的に申し込むファクタリング会社の条件になります。WEBだけで完結するのは査定の申込までで、その後の審査・契約・入金の進め方は各社によって違います。
公式サイトは「本サービスの利用は無料とします」(利用規約 第5条)としています。利用者がチョウタツ王に払う費用はありません。
公式サイトに載っている条件
公式サイトのコラムページに、次の一覧が載っています。
| 項目 | 公式サイトの表記 |
|---|---|
| ご利用対象者 | 個人事業主、法人、全国対応 |
| 取引方法 | 2社間取引、3社間取引 |
| 買取条件 | 売掛金必須 債務超過、赤字決算等、一切不問 |
| 買取期間目安 | 最短当日中〜7日程度 |
| 買取対象金額 | 30万円〜3億円 |
| 手数料目安 | 0.5%〜20% |
公式サイトが「目安」と書いているとおり、これは参加している各社の条件を幅でまとめたものです。自分の請求書にこの下限が適用されるという意味ではありません。
入金までの日数は、公式サイト内で表記が分かれています。この一覧は「最短当日中〜7日程度」ですが、トップページの「ファクタリングを知る」には「お申込み〜買取代金の受取りまでに掛かる日数は、最短当日〜3営業日程度となります」と書かれています。どちらも公式サイトの記載で、どちらが現在の目安かは判断できません。実際にかかる日数は、査定後に各社へ確認してください。
なお、この一覧はコラムページ(/article01.html〜/article13.html)と姉妹サイトのFACTYに載っていて、トップページには載っていません。トップページから入ると条件を見ないまま申込フォームに進むことになります。
査定に参加している会社の数は、現在の公式サイトには書かれていません。表記は「ファクタリング業界をリードする複数の厳選企業」です。会社名の一覧もありません。
申込フォームで入力する内容
フォームは2段階です。2026年9月23日時点で稼働しています。
1段階目(3項目)
- 事業種別:個人/法人
- 売掛先:上場/非上場
- 売掛金の入金日:1ヵ月以内/2ヵ月以内/3ヵ月以内/6ヵ月以内/それ以上
2段階目
- Q1 ファクタリングの経験:有り/無し
- Q2 創業:1年未満/1年以上
- Q3 年商:〜1000万円/〜5000万円/〜1億円/1億円以上
- Q4 売掛先への通知:OK/NG
- 必須:売却する売掛金の額、売掛金の売却希望額、都道府県、業種(建設業・製造業・運送業・不動産業・介護/医療・情報通信業・水産/農林業・卸売/小売業・金融業・サービス業・その他)、ファクタリングの希望時期、会社名、担当者名、メールアドレス、会社電話番号、電話の都合の良い時間帯(9:00〜19:00から選択)
- 任意:携帯電話番号、その他ご質問など
- プライバシーポリシー・利用規約への同意(必須)
Q4は「売掛先への通知」をOK/NGから選ぶ項目で、フォーム上に2社間・3社間という表記はありません。公式サイトは別ページで両方に対応すると案内しており、2社間は「取引先への通知を必要としない契約」、3社間は「債権の譲渡についての承諾を受ける、または通知をすることが必要」と説明しています。どちらの方式で査定されるかは、各社からの連絡の際に確認してください。
請求書や通帳などの書類は、この段階では求められません。書類は各社との審査の段階で必要になります。
申し込む前に知っておくこと
一括査定は、入力した内容が複数のファクタリング会社に渡ることを前提にした仕組みです。公式サイトのプライバシーポリシーには、利用目的として「上記(1)の利用目的の達成に必要な範囲での、個人情報の第三者への提供」が挙げられています。また、情報の削除を求める場合の説明として「お客様の個人情報を保管しているファクタリング会社へ要請があった旨を連絡し、各社のプライバシーポリシーに沿った対応を要請いたします」と書かれています。
どの会社に渡るのかは、公式サイトでは公表されていません。申し込む前に社名を確認したい場合は、フォームの「その他ご質問など」か、お問い合わせフォームで先に聞くことになります。
利用目的には「資金調達に関する商品・情報・サービス提供のための郵便物・電話・電子メール等による営業活動およびマーケティング活動」も含まれています。査定の連絡以外の営業連絡も想定されている、ということです。
また、公式サイト内には株式会社オージェイとアクトウィル株式会社の紹介ページがあります。どちらも貸金業者で、内容は手形割引や無担保融資などの融資です。ファクタリングとは別の取引なので、契約前に取り違えないようにしてください。
利用規約で確認しておきたい条項
利用規約は「免責事項」というページ名で公開されています(/ded.html)。査定を取りまとめるだけのサービスなので、責任の範囲が請求書を買い取る会社とは違います。申し込む前に読んでおいたほうがよい条項を挙げます。
- 第10条(自己責任の原則):「本サービスに含まれる情報等の正確性、信頼性、有用性等及び本サービスの内容・品質について、当社は保証せず、利用者は自らの責任でサービスを利用します」。公式サイトに載っている手数料や買取額の目安も、この条項の対象に含まれます
- 第12条(サービス内容の変更・終了等):「当社は、本サービスの全部又は一部を利用者に事前に通知することなく、変更、中断又は終了する事があります。それにより利用者や第三者が損害を被った場合でも当社は一切の責任を負いません」
- 第7条(本サービス利用の削除・停止等):利用者・売掛先・売掛金が実在しない場合、申込時に虚偽の申告をした場合などは、事前の通知なく利用を削除・停止でき、生じた損害の責任は負わないとされています
- 第5条:本サービスの利用は無料
- 第15条:紛争が生じた場合は東京地方裁判所を第1審の合意管轄裁判所とする
整理すると、チョウタツ王が負うのは「査定を取りまとめること」までで、提示された条件の中身や、その後の契約については各ファクタリング会社との話になります。買取条件の交渉や契約内容の確認は、各社と直接行う前提だと考えてください。
サイトの情報が古いまま残っている箇所
コラム記事は2026年9月18日付のものまで更新されていますが、固定ページには古い時点の記述が残っています。
- トップページの「インターネット上の調査結果によると、2018年12月時点でファクタリング会社は134社存在します」
- メディア掲載実績のページに並ぶ掲載先は、2018年12月のプレスリリース配信によるもの
- お客様の声の日付は2019年1月7日
- 利用規約の推奨環境が「Internet Explorer 11 以上」
もう1点、会社概要・チョウタツ王とは・プライバシーポリシー・免責事項・お問い合わせ・用語集・メディア掲載実績の各ページは、ブラウザでは内容が表示されるもののHTTPステータス404を返す状態でした(2026年9月23日、当サイトで複数回確認)。コラムページは200を返します。これは最近始まった状態ではなく、インターネットアーカイブに残るプライバシーポリシーの記録でも、2019年7月は200、2023年3月以降2025年10月までの5回はすべて404です。閲覧はできますが、検索から運営会社の情報や規約にたどり着きにくい状態が続いていることになります。
前回確認時から変わった点
前回確認:2024年の当サイト旧記事(確認日の記載なし)/今回確認:2026年9月23日
掲載しているのは、申し込むかどうかの判断に影響する差分だけです。
- 「最大8社まで比較できる」という記載は、現在の公式サイトでは確認できません。社数を示す表記そのものがなく、「複数の厳選企業」となっています
- 入金までの目安:2024年記事は「最短即日〜3日」。現在はコラムの条件表に「最短当日中〜7日程度」とある一方、トップページには「最短当日〜3営業日程度」が残っていて、公式サイト内で表記が分かれています
- 手数料目安(0.5%〜20%)、買取対象金額(30万円〜3億円)、対象(個人事業主・法人・全国対応)、2社間・3社間の両方に対応、という点は変わっていません
- 運営会社(株式会社JC)は2024年記事に記載がありませんでした。今回、法人番号公表サイトで所在地の一致まで確認しています
向いている人・向かない人
向いているのは、どのファクタリング会社に相談すればよいか決めかねていて、まず条件の幅を知りたい人、自分で1社ずつ問い合わせる時間が取れない人、複数社から連絡が来ることを負担に感じない人です。2社間・3社間のどちらも、法人・個人事業主のどちらも対象です。
向かないのは、連絡してくる会社を自分で選びたい人(提供先が公表されていません)、営業電話やメールを増やしたくない人、すでに申し込む会社が決まっている人です。決まっているなら、その会社に直接申し込むほうが手間は少なくなります。
申し込む前に確認すること
- 公式サイトで最新の条件を見る(このページの内容は2026年9月23日時点)
- 入力した情報がどのファクタリング会社に渡るのか、社名を先に質問する
- 連絡を受ける手段(電話・メール)と時間帯を、フォームの選択肢で自分の都合に合わせておく
- 各社から提示された手数料は、額ではなく「振込額はいくらか」で比べる
- 契約するのはチョウタツ王ではなく個別のファクタリング会社なので、償還請求権の有無、債権譲渡登記の要否と費用、必要書類は、その会社の契約書で確認する
- 融資の案内が混ざった場合は、ファクタリング(売買)なのか融資なのかを確認する